このページは超個人的な感情を表した記事です。
子どもが子どもを産んだと言われましたが、年齢を重ねて、本当にそうだったと感じています。
私は当時若い23歳。まだまだ子ども。子どもは親を選んで生まれてくるといいますが、なぜ私を選んだのか聞きたい気持ちもあります。でもこれだけは言いたいかな。
私を選んでくれて、生まれてきてくれて、ありがとう。と。
泣いてばかりいた子ども
子どもは泣くのが仕事といいますが、上の子は本当に泣く子でした。
私の母にとっては4人目の孫。
その母が、「『あまりにも泣いて、手をかけてしまった』って、こんな感じの子のことを言うんだろうね。」と言われるほど泣く子でした。
赤ちゃんは二時間ごとに起きて泣くと聞いてましたが、二時間寝てくれれば良い方。
少し大きくなってきて、病院に行って医者を見るだけで泣く。
見たことのない男の人が近くに来ると怖くて泣く。
手持ち花火が怖くて泣く。誕生日ケーキのろうそくを見て怖くて泣く。床屋に行くとなぜか毎回泣く。
「子育てってこんな感じなんのかな。世の中の母親たちはこの大変さを経験してるってすごい。」
「今は泣いても大きくなったら泣かないでしょ。」
と楽天的というか能天気というかそんな未熟な自分だったから、何事もなく暮らせていたのかもしれません。
お母さん子だったその子は、妹が出来て、半年もせずに難病が分かって長い入院生活を強いられ、多々繰り返す入院。
父親の実家でたくさんの大人たちにフォローしてもらいながらでしたが、自宅以外で生活することはきっと寂しくて心細かったと思います。
そして抜毛症
私がそんな下の子に目がいくばかりで、寂しい思いもしたはずです。
言葉に出さずずっと我慢していたのか 精神的に追い詰められていたのか、抜毛症(毛髪、またはまつ毛を抜きたいという症状が抑えられず、目立つほどに抜いてしまう病気)
になってしまい…
どうして毛を抜くのか?わけも分からず当時の私は戸惑いましたが、今ならわかります。
愛情が欲しかったのだと。
もっと気をかけてあげればよかった。もっとスキンシップを取ればよかった。
謝っても
そして私たちの離婚。
離婚をしたことは後悔していないけれど、子どもたちに悲しい・寂しい思いをさせてしまったことには事実なわけで。
そんな気持ちにさせてしまったことは謝っても謝り切れません。
そんな気持ちをずっと抱いたまま時が過ぎました。
良くも悪くも時は過ぎます。
時が経つのはありがたいのかも。年は取るけど(´・ω・`)
そんな泣いてばかりいた子が、今日、父親になりました。
おめでとう。

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