【嵯峨釈迦堂・清涼寺】をお散歩

寺社仏閣編
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京都の桜の花が咲き始めたころ。

嵯峨・奥嵯峨周辺のお寺はお気に入りの寺院がたくさん。

嵐山・渡月橋周辺の賑わいとは打って変わって、落ち着いた雰囲気の地域です。

嵯峨釈迦堂・清涼寺は、嵐山のメインストリートに比較的近いのに、人でごった返すこともなく、ゆっくり拝観できるお寺です。

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しゃかしゃかどう?

五台山 清涼寺  嵯峨釈迦堂は呼び名  浄土宗の寺院

「嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)」

個人的にとてもオススメのお寺です。

それは仁王門も立派でどーんと構えているのに、とても入りやすくて優しい雰囲気が出ているのです。

神社のように誰でもウエルカムな感じがするのです。あくまでも個人的な感想です。

清涼寺へ

京福電鉄・嵐山駅からひたすら北へ歩いて行きます。徒歩12分

嵐山駅を出ると、有名な天龍寺・周辺にはお土産屋さんや飲食店、賑わっています。

清涼寺に向かって北へ歩いて行くと同時に、人がだんだん少なくなり、嵐山周辺の平均年齢よりも上がった年齢層の人達がいます。奥嵯峨に行く人達は、きっと竹林の森を抜けるルートを取るのでしょうね。

さて、そんな街の様子を見ながら行くと正面に、仁王門が見えてきます。

仁王門(京都府指定文化財)

この仁王門、建てた年代は不明で、何度も焼失しています。安永6年(1776年)に再建され左右に阿吽の金剛力士が守護しています。寺案内紙より

清涼寺・境内

門を抜けるとドーン。この広々とした空間、好きです。

本堂へ行く前に、阿弥陀堂で手を合わせることにします。

阿弥陀堂

阿弥陀堂  嵯峨天皇の皇子・源 融みなもとの とおるが嵯峨天皇より仙洞せんどう(嵯峨院)の一部を別荘として賜りたまわ 棲霞観せいかかん(寺)を建てられた。融が亡くなった後、遺族が寛平7年(895年)御堂を建立した。これが阿弥陀堂の始まり。何度かの焼亡を経て文久3年(1863年)に再建された。寺案内紙より

私以外に誰もいません。ゆっくりと拝見できました。

一切経蔵

一切経蔵いっさいきょうぞう 徳川中期(1700~1750頃)の、建築で傅大士ふだいし笑仏わらいぼとけとをまつり、輪蔵に明版一切経を納めて、これを回すことで一切経を読んだのと同じ功徳があるとされている。

手っ取り早くお経が読めるマシーンってことでしょうか??

残念ながら扉が開いておりませんでした。

竹仙

阿弥陀堂と一切経蔵の間に、湯豆腐が食べられるお店があります。

竹仙(ちくせん) 清涼寺仁王門を出て東隣に森嘉というお豆腐屋さんがあります。その豆腐を使用した湯豆腐が食べられます。森嘉さんの豆腐はデパ地下にも売っている美味しい豆腐屋さん。持ち帰りで胡麻豆腐があるそうですが、帰りに森嘉さんで食べたいものがあるのでグッと我慢です。

多宝塔(京都府指定文化財)

多宝塔 元禄13(1700)年江戸護国寺での出開帳の際、江戸の老若貴賤ろうにゃくきせんの寄進によりなったもので、のち元禄16(1703)年、廻漕かいそう建立したものである。寺案内紙より

分かりやすく・・・今から322年前、今の東京の護国寺の本尊・宝物を、開帳(本尊や宝物を拝観できるようにした)時に、老若貴賤ろうにゃくきせん(年齢や身分に関係なく、全ての人たち)の寄付により建てられたものを、1703年に廻漕(船舶で運ぶこと)建立された。 今でいう木材のサスティナブル?

本堂

いよいよ本堂に入ります。何度か来ていますが、拝観料を払って入るのは初めてです。

拝観料は 大人400円・中学生300円・小学生200円

拝観料 本堂とお庭が見られます。

ご本尊は国宝。お釈迦様が37歳の時の等身大だとか。それは一度は拝見したい。現在は霊宝館に収蔵されているそうです。

霊宝館特別拝観は 4月・5月、10月・11月

尊像が模刻(元になるものとそっくりに彫刻)された時、釈迦如来像体内に絹で作られた五臓六腑等が施入され、昭和28年に発見された。それは中国で1000年も前から人間の体の構造を知っていたということになる。

この五臓模型(国宝で霊宝館に収蔵されているのでレプリカだと思います)も見られます。

ぜひ本堂に入って見て下さい。

桜が満開時期の京都はどこも混雑すると思いきや、本堂は私を含め2~3人の拝観者。ゆっくり見られました。

本堂の扉を開けて渡り廊下に出ます。

新緑や紅葉の頃には映えそうな場所です。

弁天堂・建築年代不明だが、江戸時代後期(1750~1850年)とされている。
渡り廊下
写経 短時間でも体験できます。
枯山水庭園

写経をやってみたい方、ここなら短いお経なので、旅行中で時間の余裕がない方でも体験できます。

本堂に戻り受付横から出ます。枝垂桜が満開です。

いよいよ春です。

さて正門を出て楽しみにしていた森嘉さんへ向かいます。

豆腐なのにスイーツ?

京都に来た頃に、テレビで紹介されていて食べたいと思っていたのが森嘉さんの「擬製豆腐」。

なんでもスイーツのように食べられる豆腐だとか。

出典 森嘉
嵯峨豆腐 森嘉

訪れた日は3月30日。定休日でした・・・撃沈。 

HPを見たら 「擬製豆腐」 現在販売休止中 食べたいと思ったらすぐ行動すべきです。今度の機会に・・・いつか食べよう・・・なんて言ってたら、いつになるか分かりませんよ!

また一つ教訓です。

清涼寺・嵯峨釈迦堂へのアクセス

清涼寺・嵯峨釈迦堂

《住所》〒616-8447   京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46

・京福電車 嵐山 終点駅下車 徒歩12分
・JR嵯峨野線 嵯峨嵐山 駅下車 徒歩12分

・市バス 28・91系統 嵯峨釈迦堂前 バス停下車 徒歩1~2分

・市バス 11系統 嵯峨小学校前 バス停下車 徒歩5分

・京都バス 62・72・92・94系統 嵯峨釈迦堂前 バス停下車 徒歩1~2分

今度は霊宝館の特別拝観の時期にうかがいます。そして森嘉さんの「擬製豆腐」が販売開始になっていますようにと願いながら。

ありがとうございました。

この記事を書いた人
ハルジオン

   京都在住
   愛機・Nikon Z6ⅱ
  
「体は食べたもので作られる」「体が整えば気持ちも整う」
長年体調不良で悩まされ、食事を変えたら元気になりつつあります。
その経験から、本物の調味料の紹介や元気になって最近趣味として始めたカメラを主にしたことを発信しています。

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