暖かくなってきて、街に人が溢れてきました。
春休みもあってか若い人たちを目にします。
着物が似合う街
京都市内を歩いていると、着物を着た人たちがたくさんいらっしゃいました。
観光客の方でしょうか、着なれない感じで観光地を闊歩する人たち。
祇園界隈を歩くと、おぼこい(初々しい・幼い)舞妓さん。
そして堂々とした貫禄のついたお姉様。
聞くところによると、ずっと着物を着ていると着物が似合う体になっていくらしい。
舞妓さんでも3ヵ月くらいするとスッと肩が落ちて立ち居振る舞いも変わるのだそう。
着物に限らず道具もだんだん使っていたり身につけているうちに違和感がなくなる。
街で着物を着ている人たちを見ると、着こなしているかどうかが分かるようになりました。
着こなしている方を見ると、小股でやや内股で歩いているし、鞄の持ち方、身振り手振りもすっとしてて上品です。

かという私も
おしゃれに興味がなくて、ずっとジーパンにスニーカーが普段着であり、ちょっとした外出もほぼ同じ格好でした。
スカートを履いたのは冠婚葬祭。 子どもの行事の式関係。お葬式。結婚披露宴くらい。
しかし、ここ数年 諸事情でスカートを履くようになりました。
着始めたころは、「あの人、スカートが似合ってないわね」なんて思われてそうで、恥ずかしくて嫌でしたが・・・
慣れは大事。
スカートを履いている自分に違和感がなくなり、自分で言うのもなんですが、違和感なく体になじんているようにも思えます。
観光地を歩いている着物を着ている人を見ていると、着こなしている時間が短い分、違和感がでるのかな?と思いました。
普段の着こなしが重なると
母が昔言っていたことですが、
「安いモノばかり着ていると、いざ高いものを着たときに安物にみられる。その反対に良いモノばかり着ている人が、安物を着たときは高価にみられる」
その言葉きっと当たってる。
良いものを身につけていると、気持ちも上がってくるし、上がることでその気持ちが表情に出てくる。良い表情をしていると内側から出てくるオーラ?も違ってくる。見えない何かが伝わるんでしょうね。
なんだかんだ言ってますが、おばさんがどんな格好をしようが、周りの人は気にしないと思うんですけど、ね。
やはりそこはまだ女でありたい。少しでも意識していたいと思ってます。
化粧は人のためにするのではなく、自分のためにするように。
着物を着て似合うように、上品なものを身に着けて、似合うようになっていたいものです。
そして、いつかコロナ禍が収束して、ディズニーランドに行ったとき、ミッキーの耳の形のカチューシャも似合うおばさんになりたい。

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