今でも”おくどさん”で餡を炊く【中村軒】

京都巡り
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京都・桂橋の西側に有名な和菓子やさんがあります。

「中村軒」

和菓子だけではなくて、にゅうめんや赤飯などの軽食もできる老舗和菓子店です。

中村軒の近くには、桂離宮。

周りは住宅地で、そばには桂川が流れる場所にお店があります。

幾度となく利用してきたお店の紹介です。

このお店で有名なのは「麦代(むぎて)餅」という和菓子です。

中村軒は、桂川の渡し船を待つ人々の休憩所としてはじまりました。

そしてこの周辺で農業を営む人たちのおやつとして餅を提供していたそうです。

代金はツケで、清算は農作物の「麦」と交換したところから「麦代餅」が生まれ中村軒の名物になったという話です。

今回はそんな有名なお菓子目的ではなく、この後同じ西京区の鈴虫寺へ行く目的があり、その前の腹ごしらえとしてうかがいました。

右側の窓はテイクアウト専用 奥は和菓子の販売と店内に入るとイートイン

このお店は甘いものだけではなく、メニューは軽食もあります。

2022年12月現在
2022年12月現在

二人でうかがい、私はにゅうめんを同行者はうなぎのお茶漬けをチョイス。

にゅうめん1040円(2022年12月現在)

実は食べるのは二度目。数年前の正月に食べて以来です。

つゆの色はやや薄めで、味が薄いかと思いきや、だしがしっかりきいていて、京都らしい上品なつゆ。

甘く炊いたシイタケと、ゆずの皮がアクセントになっておいしい。

うなぎ茶漬け(1580円2022年12月現在)

うなぎ茶漬けですが、うなぎの佃煮が乗っていて、ほうじ茶を加えていただくというお茶漬けでした。

ご飯は無料で大盛にできます。

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お勧めする理由

このお店をお勧めする理由があります。

創業は明治16年(1883年)

中村軒で使われる餡は、おくどさん(かまど)で炊き上げてます。

一時ガス釜で餡を炊いていた時期があったそうです。

仕上がりは、おくどさんで炊くのとほとんど変りがなかったそうですが、地元のお客さんが減少。

(京都の方は舌が肥えて、厳しいという話を聞きます)

それを機にまたおくどさんで餡を炊くようになったらしいです。

お店裏と駐車場の間にこんな案内が。

そんなこだわりのある中村軒。

今回は甘いものは食べませんでしたが、近所に中村軒で修業した方が営業しているパン屋さんがありまして、そこのアンパンがとても甘さが控えめでとても美味しいのです。

このお店の、こだわって炊いた餡を使った麦代餅や、お餅をぜひ食べてみてください。

個人的なお勧めは、秋冬メニューの「かぜしらず」、京都ならではの「白味噌のお雑煮」です。

中村軒ホームぺージ

京都市西京区桂浅原町61 

075-381-2650 

定休日:毎週水曜(祝日は営業)

営業時間 8時30分~17時30分 

茶店の営業時間 10時~17時

この記事を書いた人
ハルジオン

   京都在住
   愛機・Nikon Z6ⅱ
  
「体は食べたもので作られる」「体が整えば気持ちも整う」
長年体調不良で悩まされ、食事を変えたら元気になりつつあります。
その経験から、本物の調味料の紹介や元気になって最近趣味として始めたカメラを主にしたことを発信しています。

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