仁和寺の守護神・福王子神社

カメラとお出掛け
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京都市右京区にある世界遺産 仁和寺にんなじ

その仁和寺から西へ歩くこと約10分。

仁和寺の守護神と言われる「福王子神社ふくおうじじんじゃ」があります。

母と子の、年に一度の対面場という祭りがある神社です。

そんな福王子神社に行っていきました。

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仁和寺と福王子神社の関係

まずは仁和寺との縁から。

仁和寺は、第58代・光孝こうこう天皇によって一寺の建立を発願されたことが始まりです。

しかし光孝天皇は、志半ばにして崩御されたため、第59代・宇多うだ天皇が前天皇の意志を継がれ仁和寺が建てられました。

仁和寺

福王子神社は、第58代・光孝天皇の女御にょうごで宇多天皇の母君にあたる班子はんし皇后を奉祀します。

班子皇后は昌泰3年(900)に崩御し、頭陀寺ずだじ(福王子神社周辺にあった廃絶したお寺)に葬られました。その付近に陵墓があったことから、この地に班子皇后をお祀りする神社として作られたと「日本紀略」に記されています。

それが福王子神社の前身の「深川神社」。

応仁の乱で仁和寺が焼失してしまい、こちらの社殿も焼失したが、江戸時代に仁和寺が再興時に、ここの社殿も再建され、その際に福王子神社と名を改め今に至ります。

毎年十月に行われる大祭では、班子皇后を乗せた御神輿が、御子である宇多天皇(仁和寺)に向かうことから、「年に一度母が子に会いに行く」お祭りがあります。

本殿 本殿は菊花紋章が記されています。

なぜ福王子神社という名がついた一説には、班子皇后が皇子・皇女をたくさん産んだという説。(4男4女という説も)

他には、境内にある夫荒社(ふこうしゃ)→深川→福王子と訛ったという説もあります。

夫荒社 丸に違い鷹の羽の家紋が記されています

この福王子という名前の由来か?と言われる、夫荒社は、平安時代に、洛北氷室から毎年夏に宮中御所へ氷を献上する慣しがあり、その運搬の際に命を落とした役夫の霊を「夫荒神」と祀り安全を祈願して建てられたと云います。

拝殿
昭和48年本殿と拝殿、鳥居も重要文化財に指定されています。
由来書

ご利益は、子宝・安産・子育て・身体壮健・緒願成就。

広くはない境内で直径10メートルといったところ。

とても綺麗に手入れをされているという印象です。

仁和寺とは違い、他の参拝者も会うこともなくゆっくりと参拝できました。

手水舎
手水舎の横には井戸があり、滑車が残されていました。昔の人はこの井戸で体を清めてから参拝されたのでしょうか。

お互い魂になってもなお、年に一度母と子が会えるよう地域の人がそれを盛大にお祭りするというのは粋な計らいなお祭りがいまでも行われている、昔も今も繋がってるんですね。

仁和寺や龍安寺なども近いので、ぜひ福王子神社もご参拝ください。

アクセス

《住所》

京都府京都市右京区宇多野福王子町52−6

《交通機関》

京福電車・北野線 宇多野駅 下車徒歩5分

市バス・10・26・59・8・特8 系統 福王子 バス停下車すぐ

26系統・京都駅発着

仁和寺から西へ徒歩9~10分

カメラ記

社殿空 F11・+2.0・16㎜・(iso800)()内オート機能仕様

うかがったのは、7月中旬。

京都の夏は蒸し暑くジメジメとして苦しさを感じる暑さですが、この日はカラっと晴れて気持ちよく涼しいくらいの過ごしやすさです。

狛犬 F6・±0・47㎜ ・(iso200)()内オート機能仕様

神社仏閣は写真は全体的にピントを合わせたいので、f値を11~13に合わせる写真が大半になってしまいがち。

そんな中、狛犬さんをモデルにボケ写真を撮ってみました。

開いている口の迫力が出てお気に入りの一枚になりました。

そして手水舎

手水舎 (F6.3)・+0.7・1/4000・50㎜・(iso14400)()内オート機能仕様

シャッターモードで手水舎の水滴を撮ってみました。

以前Sモードで水面に着地する写真を撮りましたが、雨が降る光が足りない日で残念ながら暗い写真になり、せっかくのシャッターチャンスが残念な結果になってしまった経緯があります。(下の画像)

(F6.3)+1.3・1/2000・250㎜・iso800 ()内オート機能仕様 露出をあげればよかったのか?isoをあげればよかったのか?初心者ゆえいまだ正解がわかりません。

この日は多少雲もありましたが、光も十分にあり、Sモードで撮っても思った通りに撮れました。

次は三脚で固定して糸のような水の流れの写真が撮れるようチャレンジしたいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事を書いた人
ハルジオン

   京都在住
   愛機・Nikon Z6ⅱ
  
「体は食べたもので作られる」「体が整えば気持ちも整う」
長年体調不良で悩まされ、食事を変えたら元気になりつつあります。
その経験から、本物の調味料の紹介や元気になって最近趣味として始めたカメラを主にしたことを発信しています。

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