♪ 咲かせて咲かせて桃色吐息、キレイと言われる時は短すぎて~
なんて歌がありましたが、過ごしやすい春の時期は短すぎる。
天気予報を見ると、最高気温が25℃を超える日も出てきました。
季節の変わり目は、体調を崩しやすいのでちょっとびくびくしてます。
足腰の神社
昨年(令和3年)の秋のこと、腰(臀部)の鈍痛が続き、整形外科を受診しました。
大げさにMRI検査をしてもらいましたが、坐骨神経痛ってやつでしょうか。(はっきり病名を言わないドクターで、しかも薬だけ処方するので不信感を抱き通院はやめましたが)これも年齢のせいなのか?
冬の間落ち着いていた臀部の鈍痛が、最近になってまた、疼きだしています。
御所周辺に近くに用があり、ふと思い出しました。そういえばこの辺に「足腰の神社」があった。

護王神社です。
狛犬ならぬ、狛イノシシです。なぜ足腰の神社でイノシシなのか?
主祭神である和気清麻呂(わけのきよまろ)が、九州の宇佐八幡宮に向かわれた際、どこからともなく表れた三百頭もの猪が宇佐までの道中を無事に案内しました。その時不思議にも清麻呂が悩んでおられた足萎え(あしなえ)が治ったと故事により、特に足腰の健康保持けが病気の回復に格別のご利益があると信仰されています。

鳥居をくぐり右手に手水舎があります。これは霊猪手水舎といって、この猪(ブロンズ像)の鼻を撫でると幸せが訪れる(足腰が良くなるなど)と言われています。


本殿右側にある「足萎難儀回復の碑」で足を乗せたり、碑をさすったりして祈願します。

この白い串は、座立亥串(くらたていぐし)と言って護王神社独特の信仰で、自分の名前と願い事を書いた紙札をはさんで願掛け猪の前に立てて願掛けをします。
足萎難儀回復の碑の右側にも手水舎があり、こちらもイノシシがいらっしゃいます。(この神社ありとあらゆるところにイノシシが居ますのでお気に入りを探してみてください。

先ほども書きましたが、いろいろなところにイノシシが居ます。
休憩所にある剥製のイノシシは、ちょっとグロくて小学低学年くらいの女の子が、それを見て逃げてました(^^;

子育ての神様
そして護王神社は足腰の神社ですが、主祭神は和気清麻呂ですが、もう一柱、清麻呂の姉で和気広虫(わけのひろむし)です。
この和気広虫、慈悲深く京中の孤児(83人)を養育したことにより、子育て明神と呼ばれ育児の神様と信仰されています。
育児の神様がいらっしゃるのは知りませんでした。なんでも人柄がよく「他人の悪口を言うことがない」と天皇からも厚く信頼を得ていたくらいの人格なんだそう。
足腰も大事ですが、「人の悪口を言わない」ことや、慈悲深いのもあやかりたいものです。
腰の痛みが治りますように。ありがとうございました。おじゃましました。
アクセス
《住所》 京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385(京都御所蛤御門前) 《交通機関》 ・地下鉄烏丸線 「丸太町」 駅下車 徒歩8分 ・市バス 31系統 「烏丸下長者町」バス停下車すぐ
境内に数台分と護王神社の南側・北側にそれぞれ数台分の駐車場があります。
近隣にもコインパーキングが充実しています。
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