京都から少し離れて滋賀県大津市堅田へ行ってきました。
目的は 浮御堂。
正式名称 臨済宗大徳寺派 海門山 満月寺 浮御堂
近江八景の一つで「堅田の落雁」と歌川広重の版画にも描かれている有名な場所です。
近江八景は他にも「北より比良の暮雪」「唐崎の夜雨」「三井の晩鐘」「粟津の晴嵐」「瀬田の夕照」「石山の秋月」「矢橋の帰帆」
そして行ってみると この辺りは、神社もあり観光地として推している場所でもありました。
浮御堂
実はこのようなお寺があると知らないでいたところ、カメラを始めたと知った知人が「映える場所だから行ってみたら?」とお勧めしてくれたのがこのお寺でした。
訪問したのは令和4年7月24日の午後1時 とても暑い日。


拝観受付の反対側の看板には、現在の建物は昭和12年の再建と昭和57年に修理が行われたと記載されています。
拝観料は 大人300円 小人100円

平安時代に比叡山延暦寺の僧であった 恵心僧都 がびわ湖の湖上安全と衆生済度のため、湖中に仏閣を建立したとされています。
観音堂(登録文化財)には薬師如来像・十一面観音像が安置されています。
撮影禁止という事で遠くから撮影させていただきました。
天井の花の絵がとてもきれいで印象的でした。

上記の写真を見ておわかり頂けたでしょうか?
「門かぶりの松」と言っていいのでしょうか?10メートルは唯に越す立派な松の枝です。

元禄4年の仲秋の名月の翌日、十六夜にお月見の宴をされ詠まれた句
鎖あけて 月さし入れよ 浮御堂
この浮御堂は ほかにも「一休和尚」「蓮如上人」「小林一茶」「歌川広重」「葛飾北斎」
と歴史上の人物が詩歌や絵画を残しています。

こちらの浮御堂には千体阿弥陀が安置されています。
お堂に入るには下足を脱いでスリッパに履き替えます。
湖上にあるので、日差しがきつく暑い日でしたが、風が気持ちよく心地よさを感じました。

一番高い山が三上山。
ボートに乗って釣りを楽しむ人、水上バイクに乗ってレジャーを楽しむ人などが見られました。
Instagramに動画をupしていますので、よろしければご覧ください。
伊豆神社
浮御堂を後にして伊豆神社へ向かいます。
浮御堂を出発し、右へ曲がります。浮御堂から徒歩1分
目と鼻の先の距離です。

暑さが堪えるこの日、帰路に付こうかと頭をよぎりましたが、「幸福を呼ぶ石」の看板を見てしまい、鳥居をくぐりました。
主祭神は、大山祇命(おおやまずみのみこと)
御神徳は、山林・鉱業・海運・漁業・酒造など

さわらない理由はありません。丁寧に触り祈願してきました。
境内には天満宮や稲荷さんもいらっしゃいます。


無患子の種子はお守りとしても使われていて、今では見られることが少なくなりましたが、羽子板の羽としても使われています。
最後に、幸福を呼ぶ石に触り祈願し後にしました。

堅田西ノ切 神田神社
伊豆神社から徒歩4分
たまたま見かけた神社です。

御祭神 鴨玉依姫命(かもたまよりひめのみこと){賀茂御祖神社御分霊}
京都の下鴨神社の御厨(みくり)として栄え、諸祭礼に漁産物の神饌(しんせん)の供御(くご)を行ってきました。
そのしるしとして、境内建物には下鴨の神紋である二葉葵が記されています。
御厨(みくり)神饌を調進する場所のこと
神饌(しんせん)神様や神棚にお上げする供物のこと
供御(くご)天皇の飲食物、時には、上皇・皇后・皇子の飲食物をいう


拝殿の前には立砂(盛砂)が片方だけありました。何の意味があるのでしょうか?
きっと子どもたちが遊ぶための砂場ではないはず・・・

鳥居横には案内版がありました。そこには
境内社 貴船神社 蛭児(えびす)神社 稲荷神社
と記載されています。

ひとつひとつの社を見てもそれぞれの神様が分からず・・・唯一分かったのは稲荷さんだけでした。

堅田の寺社仏閣めぐりも終わりになりました。
浮御堂から伊豆神社へ、そして神田神社と堅田散歩と相成りました。
近くには和菓子屋さんがあったり、おしゃれなレストランがあったり。
日本一大きな湖のほとりで観光するのも乙なものでした。
また機会があればうかがいたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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