魔除け厄除けの神様【晴明神社】

寺社仏閣編
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清水寺・金閣寺・東寺。京都を代表する寺院は数々あれど、晴明神社も京都を代表する有名な神社ではないでしょうか。

著書や映画になったり、羽生結弦選手が陰陽師の世界を演じたのも記憶の新しいところ。

摩訶不思議な世界を感じたくて、神社へお邪魔しました。

晴明神社は 平安時代中期天文学者である安倍晴明公をお祀する神社です。

創建は、寛弘4(1007)年。(晴明公が亡くなられたのは寛弘2(1005)年)
晴明公の偉業を讃えた一条天皇の命により、その御霊を鎮めるために、晴明公の屋敷跡である現在の場所に社殿が設けられました。

創建当時は、現在よりもかなり広大なものだったと古い資料には記載されていて、応仁の乱(1467~1477)の後、豊臣秀吉による都の造営や度重なる戦火によって規模が縮小され、荒れ果てたままの時代が続きました。

その後、式年祭の度に、氏子が中心となって整備・改修が行われ、昭和25(1950)年には、多年の宿望であった堀川通に面する境内地が拡張されるなど、晴明公の御神徳を仰ぎ尊ぶ崇敬者の真心によって復興が進められました。

晴明神社HPより引用
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晴明神社へはバスが便利

京都駅・二条城から市バス 9系統 四条河原町・三条京阪から市バス 12系統に乗ってバス停「一条戻り橋・晴明神社前」バス停で降りると、目の前が晴明神社です。

こんな屋根には瓦。こんなバス停も珍しい

晴明神社

一の鳥居 晴明桔梗が印象的

一の鳥居の額には、五芒星、「晴明桔梗」と呼ばれています。普通は鳥居には神社名などが掲げることが多いですが、ここは珍しくて、この晴明桔梗が表記しているのも特徴的です。(この印は・木・火・土・金・水の5つの元素の働きの相克を表したもの)

式神石像と旧一條戻橋

一の鳥居をくぐると左側に、式神石像と旧一条戻橋があります。

この欄干親柱(文字が彫ってある柱)は実際に大正11年~平成7年まで実際に使われていたもので、境内で復元されたものになります。

かわいらしい?石像は式神と言って陰陽師が使う精霊で、人の目には見えません。なんでも晴明公の奥様が怖がっていたので、橋の下に封じ込められていたとか。彫が深くて外人のお婆さんみたいな顔していませんか?

二の鳥居

二の鳥居 赤と黒の晴明桔梗が印象的です。

手水舎

手水舎の中には桔梗が並んでいます。神社の象徴ですね。神社によって個性が出ていて、これを見るのも楽しみです。

晴明井 晴明公が念力により湧出させた井戸。病気平癒のご利益があるとされています。

井戸の手前に石が埋め込まれて、北斗七星を描いています。

水が出る方向が今年の恵方です。今年は2022年。北北西を向いています。この方角は立春の日に変えるのだとか。

御神木

御神木 樹齢300年の楠(くすのき)。両手を当てさせて頂きパワーをもらいました。ちょっと私には強すぎたのか、触れると少し動悸がしました。(きっと歳のせいですw)

本殿の前に末社《斎稲荷社(いつきいなりしゃ)》へお参りしたかったのですが、残念ながら屋根の葺き替えのため、本殿に併せて祀ってあるため個別にご挨拶はできませんでした。

厄除桃 桃は中国や陰陽道では魔除け厄除けの果物といわれています。触って桃に厄を撫でつけてきました。気温が高い日はお気を付けください。熱くなります。

安倍晴明公像  衣の下で印を結んで夜空の星を見て天体を観測している姿です。

本殿

この建物は明治38年に建てられたものです。

ご利益は「厄除け」「魔除け」

知らず知らずについた厄が少しは取れたでしょうか…。

また明日から気持ちを新たに精進します。

お参りしてから、おみくじを引いてみました。

非接触おみくじ
「求め合い]から「与え合い」  心します。

せっかくなので晴明神社から100メートル南に下がった場所にある、一条戻橋へ。

橋の下にある看板
東側から
延喜(えんぎ)18年(918)、文章博士・三喜清行(みよしきよつら)が亡くなった時、父の死を聞いた熊野の僧「浄蔵(じょうぞう)」が紀州熊野(和歌山県南部と三重県南部からなる地域)京都に馳せ帰ってみると、葬列がちょうどこの橋を渡っていました。浄蔵は柩にすがり泣き悲しみ、神仏に熱誠祈願したところ不思議にもの、父清行が一時蘇生して父子物語を交わしたという伝説から「一条戻橋」と名付けられたと言われています。

太閤記・剣の巻のよれば、渡辺綱(わたなべのつな)が、深夜この橋の東詰で美しい女性に声を掛けられ「夜更けが怖いので送ってほしい」と頼まれたので、馬に乗せたら女が鬼と化し、渡辺綱が腕を切り落としたと記されています。

安倍晴明の父である保名(やすな)が殺害された場所であり、晴明が呪術を駆使して保名を蘇生させた場所ともいわれています。

こんな逸話があることから、「あの世」と「この世」をつなぐ橋ともいわれていました。

看板の写真と比べてみると、現在の橋は幅が広く長くなっています。

昭和になって度重なる浸水被害で、整備されたようです。

川沿いが遊歩道となっていて犬と散歩する人、お昼にランチを食べたり休憩したりする人の姿が見られました。

京都の街を走っていると、バイクに乗った人のヘルメットや、車にも晴明神社の魔除けステッカー守を貼っている人を多く見かけます。そのくらい多くの方に信仰されている神社ではないでしょうか。

昔は、あの世とこの世がもっと近い存在だったのかな?と思いながら帰路に付きました。

ありがとうございます。お邪魔しました。またうかがいます。

アクセス

晴明神社ホームページ

《住所》
京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)

《参拝時間》 
9:00~17:00授与所 16:30まで)

《交通機関》

市バス 9・12 系統 「一條戻橋・晴明神社前」 バス停下車すぐ
地下鉄 烏丸線 「今出川」駅下車 徒歩12分

駐車場はありません。神社南側のコインパーキングが広くて便利です。

晴明神社南側コインパーキング(神社と提携はしてません)
この記事を書いた人
ハルジオン

   京都在住
   愛機・Nikon Z6ⅱ
  
「体は食べたもので作られる」「体が整えば気持ちも整う」
長年体調不良で悩まされ、食事を変えたら元気になりつつあります。
その経験から、本物の調味料の紹介や元気になって最近趣味として始めたカメラを主にしたことを発信しています。

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