御所の西、烏丸通に面した一角に小さな神社があります。
通称・烏丸の天神さん
天満宮と言えば、「学問の神様」ですが、それだけではなく、はれものや皮膚病にご利益がある梅丸大神もあります。
そんな神社へ行ってきました。
学問の神様とできものの神様
祭神 菅原道真・菅原是喜・菅原清公
菅原院天満宮神社は、「学問の神様」と知られる菅原道真公が生まれた地であり、道真公の曾祖父・祖父・父が住んでいたとされる場所です。
道真が生まれたときに使ったと言われる井戸も当時のままに残っています。

神社に行ったら、まずは手水舎で身を清めます。
天満宮・菅原道真公と言えば牛です。至る所に牛の像があります。 たぶん5

神社を入って右側、道真公が生まれた時(845年)、この井戸の水を使って産湯に使ったと言われています。
この井戸は当時(平安時代)のままに残っていて、枠石は花崗岩(かこうがん)で出来ています。
深さは8~9m。水が出ていますが、この水は地下25mから出ている水です。
さて、境内奥に進むと「戸隠社」

「九頭竜大神」は良縁や水に関する願い事 「戸隠大神」は、歯痛・口腔関係の病に、それぞれの御利益があります。

ご鎮座年月日は不詳。いつの頃から巷では、できものが治る神様と信仰され、はれものや皮膚病など、お参りを続けていたら、癌がなくなったり手術が成功したという話を聞くそうです。

社務所で癌封じの白いハンカチをいただき、平癒石にあてます。そしてそのハンカチを患部にあてがいください。ご利益があるそうです。

ガンジーの言葉で「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ。」
学問には縁のない年齢になりましたが、一生勉強するつもりで少しでも成長しますようにとお願いしました。
スロープがあるので車いすでも、参拝可能です。
この天満宮には必ず神牛像があります。
菅原道真公と牛との関係は、
1.道真公が生まれたのは 承和 12年(845)6月25日 乙丑(きのとうし)
2.道真公が左遷され大宰府に流される途中に、笠原宿禰の暗殺されそうになった際、牛が松原から飛び出し笠原宿禰の腹を突き刺して道真公の身を救ったといわれる。
3.道真公の遺言でとして自分の遺体を乗せた牛車がすすむままに埋葬地を決めさせた。
天満宮の神牛像はすべて座っています。
それは上記3.の道真公の遺体を乗せた牛車の牛が座り込んで動かなくなった姿が関係しているといわれています。
各地に菅原道真公が祀られている天満宮がありますが、生地である菅原院天満宮神社をお参りするのも良いのではないでしょうか?

アクセス
《住所》 京都市上京区烏丸通下立売下ル 《参拝時間》 6時~17時 《交通機関》 ・市営地下鉄 烏丸線 「丸太町」駅下車2番出口徒歩5分 ・市バス 51系統「烏丸下立売」バス停下車すぐ 10・65・93・202・204系統「烏丸丸太町」バス停下車徒歩7分
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